マクガイバー式時限装置 其之二

Last Updated on 2023年9月4日 by aobazuku

正確に何時何分と決まった時間には作動しないが、ある程度の範囲で必ず作動する装置をマックは劇中で何度も作成している。今回はシーズン1の「Pilot」イントロで作成した身の回りの物を使った時限装置を紹介するよ。

前回は薬のカプセルを使って水に溶けるまでの時間を稼ぐ装置だったが、今回はどんな時限装置なのかね?

単純にマッチで物を燃やして紐を焼き切る原始的な時限装置さ。それによって数十秒後に数十メートル先で銃声を出すことに成功できたよ。

なるほど、下図のような仕掛けで紐が焼き切れたら引き金が引かれて銃が発砲する仕掛けなのだな。注意深く見てみると、銃床に紐を結びそれを高い枝に結んで銃を吊るす。次にトリガーガードのトリガーの前部に長い枝を通し、それをグリップにゴムや紐で固定する。長い枝は銃が落下した時に左右の太い木の枝に引っ掛かるように配置する。最後に銃を吊るした紐の真ん中に紙マッチを挟み、火を付ければ数十秒後に火が紐を焼き切って銃が落下する。そしてトリガーガードに通された長い枝が木の太い左右の枝に引っ掛かり、銃の重さでトリガーを引いて発砲させる仕組みだ。